ココナッツは、ココナッツの白い果肉を丸ごとすりつぶして作られるペースト状の食材です。栄養素的に見ると非常に優れていて、中鎖脂肪酸・食物繊維・タンパク質・ビタミン・ミネラル等を含んでいます。これらの栄養をダイレクトに取り込むことができますので、ココナッツバターはとてもメリットの大きい食べ物です。体に良いものとして注目を浴びていますが、特に脚光を浴びているのが中鎖脂肪酸の成分であるラウリン酸です。ラウリン酸には抗酸化作用があり、免疫力を高めてくれます。毎日の食事に取り入れるのはとても簡単ですが、食べ始めたからといってすぐに変化を実感できるものではありませんので、体調管理で取り入れる場合でもstep-by-stepで取り組みましょう。
自家製ココナッツバターの作成を考えている人のために、レシピや材料、手順を説明します。こちらはビーガン用のレシピです。材料は、アーモンドミルク40g・アーモンドプードル20g・アップルビネガー3g・お好みで塩1g程度・エクストラヴァージンオリーブオイル10g・無香ココナッツオイル100gです。無香ココナッツオイルは冬場になると固まりやすいので、湯煎をしておくと良いかもしれません。
実際の作り方ですが、まずは無香ココナッツオイル以外の材料を混ぜ合わせておき、最後に無香ココナッツオイルを投入します。次にこれらを攪拌するのですが、その作業で使用するのがミキサーです。見た目がなめらかになるまでミキサーを回し、なめらかになったら瓶に入れて冷蔵庫で冷やしましょう。色付けにほんの少しだけターメリックを入れると、きれいな色合いを楽しむことができます。
豆乳ヨーグルトを使ったレシピもあります。用意するのは、オリーブオイル25g・豆乳ヨーグルト25g・塩1.5g・米粉3g・無香ココナッツオイル36gです。ココナッツオイルは柔らかくしておき、小さめのボウルに材料を全て入れます。これらをミルクフォーマーに入れて数十秒ほどかき回した後、氷水で冷やしながら5分位かき混ぜましょう。あとは急に固まり始めますので、保管用の容器に移し替えれば完全です。柔らかいうちに移し替えないと作業が大変になりますので、早めに容器に入れます。
このように、材料さえ手に入れば作業自体はそれほど大変ではありませんし、大量に作っておけばしばらくは楽しめます。保存する場所としては、必ず冷蔵庫に入れることが大切です。