ハンドサニタイザーとは手のひら用の除菌ジェル、あるいは消毒剤やその容器を指しています。一般的には前者のイメージが定着しており、公共施設で来訪者に利用を推奨しているのが実際のところです。当然その使用目的は消毒で、外出から帰宅した際やトイレの使用もしくは清掃の後に使うのが効果的だとされています。ハンドサニタイザーの主成分はアルコールあるいはエタノールですが、その成分のおかげで除菌に繋がっているわけです。実は最近はアルコールによって細胞膜を破壊されてしまい、活性化できなくなります。おまけにハンドサニタイザーにはスプレータイプもあるため、手以外での消毒が期待できるのです。
しかしメリットがあるなら、デメリットもあります。
ハンドサニタイザーのデメリットは、ずばり主成分です。
アルコールでもエタノールでもそうですが、これらの成分は肌にとっては強い刺激となり得ます。そのため炎症、すなわち痒みや腫れを引き起こす可能性が高く、そうなったら最後石鹸と水で徹底的に洗い落とさなくてはなりません。それから成分が蒸発したら、皮膚の水分を蒸発させる効果があるので乾燥肌になるリスクもあります。とはいえ頻繁に使わなければ相性が悪い場合を除いて、デメリットに悩まされることはないです。ついでに言えば、乾燥肌対策にハンドクリームを使えば皮膚の水分はカバーできます。
そんなハンドサニタイザーはお家で簡単に、DIYと同じような感覚で手作りが可能です。
実際にネット上には、簡単なお菓子作りのように複数のハンドサニタイザーのレシピが紹介されていますが、注意しなくてはならないことがあります。それは除菌効果が期待できるとは限らないことで、特に素人が作る以上、肝心のアルコール濃度が効果を発揮すべき数値にならない事が数多い模様です。つけくわえるなら市販のハンドサニタイザーのような出来にならず、結果的に肌荒れを引き起こしてしまいかねません。しかしアルコールが高いお酒の入手もままならないなら、たとえ手作りのハンドサニタイザーでも欲しいのが人の心です。
そんな人におすすめのレシピはまずハンドサニタイザーの材料を用意するところから始まります。
消毒アルコールかエタノールを3分の2、残りの3分の1にアロエベラゲル、ユーカリレモンやペパーミントといった精油を10滴ほどです。あとはスプーンにビーカー、漏斗、そして完成品の容器があれば準備は万全となります。あとはこれらの材料を少しずつビーカーに入れて混ぜていき、容器に移し替えたら完成です。