鳥の観察をしたいならば、山や湖に出かけなくても自宅の庭にバードバスを設置すれば向こうからやってきます。バードバスというのは、鳥が水を飲んだり水浴びをすることができるように、水を入れた鉢のことで台に置いたり、木にぶら下げたりと設置方法はいろいろとあります。
バードバスは、ホームセンターなどで購入すれば簡単に導入できますが、鳥がくつろいでいる姿を楽しみたいならば、お庭のDIYプロジェクトとしてバード バス 手作りしてしまうのも一つの方法です。用意するものは、水を入れる器と設置方法に応じた台やシュロ縄です。器は何度も洗うことを想定して陶器にしておくと良いでしょう。でも表面が滑りやすいと鳥が水浴びをしているときに鳥が転んでしまうかもしれません。素焼きのように表面がざらついているものを使ったり、デザイン重視で滑りやすい器にしたいならば底に小石を敷き詰めておけば安全を確保できます。
バード バス 手作り方法と設置の流れ

器の深さは、水浴びをするとしても大量の水は必要ないのでせいぜい1センチ位の水深があれば十分です。ですから、植木鉢のように底が深い器でなく、スープ皿程度のものでも十分に鳥は寄ってきます。設置をする台については高さはどの程度でもかまいません。大事なのは水を入れた器が安定することです。もし、風や車の振動などで簡単に倒れるようであれば、器が割れてしまいます。シュロ縄を使って木にぶら下げるときにも、水を入れた器と鳥の重さで折れてしまうことがないように、丈夫な太い枝を選びましょう。
ただ、そうしてつくったDIYのバード バス 手作りのものでも、なかなか鳥が姿を見せない可能性があります。設置する場所によっては、野良猫が捕食するための狩場になってしまう危険もあるからです。鳥が安心して水を飲んだり浴びたり出来るように、ガーデニングが得意ならば周辺に壁となる木や背の高い草を植えておくと良いでしょう。また仲間がいると、警戒感が薄れるので器のふちにおもちゃの鳥をくっつけておくことも効果的です。
そうして無事に庭に鳥が訪れるバードバスがやってきたら、水をいつまでも同じものにしておくと腐ってしまいますし、量も減っていきます。定期的に水の交換をしなければいけません。清潔な水をいつでも鳥が飲めるように、毎日水の交換はしておくべきです。また、糞や水垢で汚れていきますから、定期的に掃除をする必要があります。特に夏場になれば、水たまりに蚊が卵を産んでボウフラがわくので、古い水は必ず流してしまいましょう。
今回は自分で簡単にできるバード バス 手作り方法をご紹介しましたが、その他沢山のDIYアイディアもご紹介しています。こちらも是非覗いてみてくださいね。